2012年10月19日

ウイナーズサークルへようこそ

どうもこっちに移ってから話題の比率として競馬が高すぎる気がするんですが、面白い漫画を読んでしまったので。
同僚が「神崎さん競馬好きだから」と貸してくれたのがタイトルの「ウイナーズサークルへようこそ」です。
甲斐谷忍さんという方が描いてらっしゃいます。LIAR GAMEの作者だそうです。
漫画家になりたかったけどなれずに20歳になってから(この設定は20歳にならないと馬券買えないからだろうけど)三流大学に入って「俺、なんもないなあ」と思っている主人公が、怪しげな占い師のお告げのまま向かった東京競馬場で、同年代の予想屋集団「ウイナーズサークル」に出会います。
そこのメンバーの女の子が可愛いなーと思って気楽にお近づきになろうとする、競馬に関してはズブの素人の主人公。
しかしメンバーたちはその主人公がとんでもない「相馬眼」を持っていることに気づき…!?
という、私が見てきた競馬ものとしては珍しく「馬券をいかに買うか」ということにスポットを当てた作品です。

私がまず何を思ったかというと、「ああ、私もいっぱしの競馬ファンになったなあ」でした…。
用語解説見なくてもすらすら読める!
ラピュタの文字を「読める…読めるぞ…!」と言って喜んだムスカって多分こんな気持ち。

問題!「ウイナーズサークルへようこそ」1巻の表紙には一ヶ所フィクションがあります。それはどこでしょう!?
ピンポーン!なんちゃらインパクトは香港のレースに出てないから「大震撼」という漢字表記は(多分)ない!

(多分)正解!
問題!第二話で登場人物が着ている勝負服はどこのものでしょう!?
ピンポーン!左から順に社台レースホース、金子真人ホールディングス、サンデーレーシング!

正解!
問題!第5話の表紙に出てくる「黄金旅程」とは
ピンポーン!ステイゴールド!!!!

せいかーーーい!!!
…みたいなね。
た、楽しい。
あと、イタリアンレッド(最愛馬ネオユニヴァースの娘)が出ていて、それも嬉しかったです。

しかし私がこの漫画を一番いいなーと思ったのは、インチキ万馬券師に取り込まれそうになった主人公が、ウイナーズサークルに戻って来て言ったこと。

「あの人(インチキ万馬券師)にとって、万馬券ってのは人気馬、実力馬がコケてくれる事によって生まれるものらしいんです。(中略)競争馬って素質のない馬もいれば負けてばっかりの馬もいる。でもどんな馬もひたむきに毎日毎日トレーニングしてるじゃないですか」
「僕、思ったんです。そんながんばりを見た神様がときどきごほうびにキセキを起こしてくれる…それが万馬券なんだ…って」
「万馬券男さんの応援の仕方ってね、『1番人気コケろー!!』とか『1番人気タレろー!!』なんですよ。
でもね…僕、がんばってる馬が失敗する事を祈る…ってあんまり楽しくないんです。
どうせ見るなら頑張った馬がキセキを起こすのを祈って見てたいです」

目から鱗がぼろぼろーーーっと落ちました。
私が好きな「競馬のロマン」と嫌いな「ギャンブル」の素敵な融合を、こんなに上手く伝えた作品を見たことがなかったので。
なるほど…。
馬券を買うのも、これなら楽しいかも、って思ってしまいました。
単純に漫画としても面白いです。
ウイナーズサークルのメンバーだって主人公を使って万馬券を当てて儲けちゃおう、と考えているのに根っから悪人じゃなくて、色々と世話を焼いたりしちゃうし、コメディ仕立てであっけらかんとしています。
まだ1巻しか出ていませんが、これから先が楽しみです。


posted by かんざき at 21:50 | Comment(0) | 読んだもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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