2014年11月04日

Unharmonized Finale

タイトルはUnison Square Gardenの「Harmonized Finale」のアレンジ。
…何から書いたらいいのか…。

散々悩んだ末、子猫のくるみをボランティアさんのところにお返しする。ことに。しました。

なんでか…というとそれはもう先住猫のももとの相性に尽きるのですが。
三週間様子をみました。

家にすっかり慣れて走り回るくるみ。猫だらけのボランティアさんのところで育ったので、子猫あるいは若い猫しか知らず、そして不幸にして母猫をほぼ知らず、猫はすべからく遊び相手だと思ってもものところに飛びかかってゆきます。別に攻撃しているわけではなく、単に遊んでもらいたいだけ。
もものごはんを盗み喰ったりしますが別にももに意地悪をしているわけではなく、そこにごはんがあるから食べているだけ。

ももはももでそれなりにくるみを受け入れようとしてくれて、一度二度挨拶の時にぺろっとくるみを舐めてくれたりしました。でもそのお返しに飛びかかられてはたまったものではないので、嫌がって逃げたり下手な猫パンチを繰り出したり、果てはどうやって登ったのか分かりませんが冷蔵庫の上に乗ったり。
ストレスからくる膀胱炎になったりはしていないのですが、あんなにおっとりのんびりしていた猫が、日に日に顔が険しくなってゆき、今のところほんのちょっとだけですが毛を舐めすぎてはげを作ってしまったり(ストレスのたまった猫がやったりする)、体重も少し減っていたり。

この先どうなるのか、正直不安でした。
くるみは元々「おっとりした猫」という条件で探していたのですが、私たちが思う「おっとり」とボランティアさんたちが考える「おっとり」にかなりの乖離があったのと、やっぱり子猫なので…。
避妊手術をしたら、あるいは成猫になったら落ち着くのか。でもそれにしたって少なく見積もってもあと3、4ヶ月はかかる。それまでももに我慢を強いていいのか。
そして手術をしたところで落ち着かなかったらどうなるのか。

ももを気遣ってくるみを別室に隔離すると、くるみも子猫なので寂しがってにゃあにゃあと…というよりきゅうきゅうと鳴きます。それもとても気の毒です。
くるみはこんなに可愛いのに、ももを立てなければならないから可愛いと思うほど行動に出してあげられない。
一匹で飼ってたら夜も一緒のお布団で寝かせてあげられて、他猫のご飯とったって怒ることもなくて、暇なときは目一杯遊んであげられる。
今の状態はくるみにとって幸せなのだろうか。

そして最大の問題。
元々、私の「ももが可愛すぎていなくなったときが怖いから」という我儘すぎる理由でくるみを迎え、今一番割を食ってるのは誰なのか。
もし、今ももがストレスが原因ではないにせよ万が一のことがあったとして、私はももに精一杯のことをしてあげたと言えるのだろうか。
その時、くるみがいなければと思うことはないだろうか。

でも、くるみもせっかくうちに来てくれた可愛い子です。
本当に正直に言うと、くるみは、うちに来た時「これ、本当に屋内で育った猫なのか?」と思うほどいやな匂いがしました。えっと…うーん、動物園の獣のような…。速攻でシャンプーさせてもらって、今はふんわりとおひさまの匂いがするような猫になっています。
つまり、屋内とはいえそういう環境で育ったわけで…。そんなところに戻すのか。
そしてその先、いい飼い主が見つかる保証はあるのだろうか。

様子を見たい。というのが本音でした。
三週間でここまで来てくれたんだから、もう少し時間が経ったらもっと…仲良くなれるかもしれない。
しかし、もし例えばくるみが成猫になって「やっぱりダメでした」ではいよいよ他の飼い主を探すのが困難になります。
だから、決断するとしたらはやく…しないと。くるみがまだ子猫の愛らしさを残しているうちに。

本当に可愛い子です。
整った顔立ちに、ぱっちりとした目。子猫らしく遊ぶのも大好きで、撫でられるのも大好き。
くるみの部屋に私が入るだけでゴロゴロと喉を鳴らし、嬉しそうにすり寄って来る様。
初対面の時、私の腕をぎゅっと握ったまま寝てしまったくらい人懐っこい。
食べてはいけないものを食べたことは一度もないし、コードをかじることもしません。テーブルの上に乗ったり…はしますが、いけないとは分かっているので、見ているところではやらず、物を倒して走り回ったこともありません。壁紙やカーテンで爪を研いだこともないです(…いや、カーテンは「うっかり爪をひっかけた」はあったな…あと布張りのソファーは大好きだな…でもそれはもももだしなあ)。
とにかくいい子です。
だから迷いました。

散々迷って色んな人に相談した結果、ともかくもこうすることにしました。
動物を飼うことを決めた人間としては、最低の行為です。
ごめんなさいとかそういうことで済む問題でも…ないです。
それでも私が出来ることは、くるみが子猫のうちに手放すこと。そして残ったももを最期の最期まで穏やかな時間が1日でも1時間でも1分でも1秒でも長く続くよう努力することしかないのです。

もし、ももとくるみがもっと年の近いうちに会っていたら。
最初の出会いがもっと穏やかなものだったなら。
せめてくるみを誰か私の良く知る人に迎えてもらえたら。
という沢山のたらればが浮かんでは消えますが、今考えても仕方ないので、やめるようにします。
ともかく、たくさんの人と猫に迷惑をかけてしまいました。
反省。
「老猫と子猫」という多頭飼いの一つのバッドエンドとして紹介することにしました。
他山の石としてどなたかのお役に立てれば幸いです。

そんなわけで元の生活に戻ります。
くるみに良い飼い主が見つかりますように。


posted by かんざき at 22:29 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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