シゲルスダチという馬がレース中の事故で亡くなったというニュースを見ました。
それについて後藤騎手が自身のFacebookで心に迫るコメントを出していて、「この人はいい人なんだな」と単純に思いました。
後藤騎手が落馬した時は心配そうに傍に居てくれて、今回は脚が折れているのに騎手を落とさないように頑張ってくれた優しい馬。
戦績は正直いまひとつでしたが、後藤騎手とのことで記憶に残る馬になりました。
このように命が尽きる時に人を思いやってくれた馬は他にもいて、うんと古い競馬ファンが思い出すのはキーストンという馬だそうです。
私が必ず思い出すのはウエディングヒミコという馬です。
2005年のフローラSで亡くなった子でした。
今でもフローラSが来ると思い出します。
その時書いた記事はしまい込んでましたが、やっぱり誰かに覚えていて欲しいと思って復活させることにしました。
こんな子がいました。春にありちゃんと一緒に府中に行った時、私の目の前で故障してしまった馬がいました。
あの時のことは楽しい記事を書きたいと思ったのであえて割愛しましたが、今書きます。
セイウンクロスという馬でした。
乗っていたのは三浦皇成騎手でした。
私が「あ」と思ったのは故障して止まって、三浦騎手が下馬した途端真っ先にしたことが馬装を解き、馬が踏まないよう遠くに投げ捨てたことでした。
乗馬をやった時に教わったことで、「レッスンが終わって馬を洗い場に引き上げたら、すぐ腹帯をゆるめてあげてください。そのままずっといると気絶しちゃったりするので」ということがありました。
怪我した馬のために、少しでも楽になるようにしてあげたのか…?と思い、私の三浦騎手に対する評価がちょっと変わりました。
結局その子も予後不良になってしまいましたが、それも覚えていようと思います。
競馬は人馬のつながりも魅力なのですが、やっぱり死んでしまうのはいやなので、どの子も無事でいて欲しいものです。
posted by かんざき at 00:32
|
Comment(4)
|
日記
|

|